Procedure of JAVA application server construction by TurboLinux.
This is guidance document of JAVA application server construction by turbo linux.
$WROTE Hirofumi Ueshima
$DATE /04/29/2001
-- baseとなるOSはTurboLinux6.1 serverでそこにJAVAの開発環境である、JDK1.3と
-- Webserverのapache1.3.19とjakarta-tomcatをインストールする。
-- また、Databaseとして、PostgreSQL7.1をinstallする。PostgreSQLとweb間の
-- interfaceとして、JDBCを使用する。
pre. TurboLinuxにinstallされている、apacheなどはversionが古いのと、最新版をinstallした際に弊害となる可能性があるためuninstallしておく。
また、glibstdc++が必要なため、installされていることとversionを確認。
$ rpm -e apache (apacheの削除)
$ rpm -q glibstdc++
[1.] PostgreSQLのinstall
*pre1. PostgreSQLは起動する際のuserとして、rootは使えない為、postgresというユーザを追加しておく。
#useradd postgres
#passwd postgres
*pre2.installする準備
PostgreSQLはデフォルトで、/usr/local/pgsqlにinstallされるが、一般ユーザは /usr には書き込み権限が無いため、事前にrootで作成しておく。
# mkdir /usr/local/pgsql
# chown postgres /usr/local/pgsql
# chmod 700 /usr/local/pgsql
[1.1] PostgreSQLの入手、compile, install
ftp://ftp.sra.co.jp/pub/cmd/postgres/7.1/postgresql-7.1.tar.gz より、最新版である、7.1を入手する。
installをpostgresで行うため、
# su - postgres
# cp postgresql-7.1.tar.gz /tmp
# cd /tmp
# tar xvzf postgresql-7.1.tar.gz
# cd postgres-7.1/src
# ./configure --with-mb=EUC_JP (日本語EUCが扱えるように)
# make all
# make install
これでPostgreSQLのinstall自体は終了。
[1.2] ユーザの環境設定
# su -
# /etc/ld.so.conf に/usr/local/pgsql/libという行を追加する
# ldconfig 再読込させる
[1.3] 環境変数の設定
# /etc/bashrc に下記の行を追加する
PATH="$PATH":/usr/local/pgsql/bin
export POSTGRES_HOME=/usr/local/pgsql
export PGLIB=$POSTGRES_HOME/lib
export PGDATA=$POSTGRES_HOME/data
export MANPATH="$MANPATH":$POSTGRES_HOME/man
export LD_LIBRARY_PATH="$LD_LIBRARY_PATH":"$PGLIB"
[1.4] データベース領域を作成とアクセス制限(この作業は必ずpostgresで行う)
$ initdb
$ /usr/local/pgsql/data/pg_hba.conf を修正し、localhost以外からのアクセスも受け付けるようにする。
host all IP_ADDR MASK trust の行を追加。
[1.5] 再起動時などの自動起動の設定
# /etc/rc.d/rc.localに下記の行を追加する
POSTGRESDIR=/usr/local/pgsql
if [ -x $POSTGRESDIR/bin/postmaster -a -d $POSTGRESDIR/data ];then
rm -f /tmp/.s.PGSQL.5432
su - postgres -c "postmaster -S -i"
echo -n ' postmaster '
fi
これでPostgreSQLのinstallは終了。JDBCに関してはJDKが必要なため、後程installする。
[2.] JDK1.3のinstall
[2.1] JDK1.3の入手
ftp://ftp.java.sun.com/pub/j2sdk/1.3.0/02828276/j2sdk-1_3_0_02-linux.bin からdownload できる。ダウンロード後、/usr/local/srcで、
# ./j2sdk-1_3_0_02-linux.bin
とすると、同意するかどうか求めてくるので同意すると、installが始まる。終了後、jdk1.3.0_02というディレクトリができるので、そのディレクトリを /usr/localにmvし、
# ln -s /usr/local/jdk1.3.0_02 /usr/local/jdk
とシンボリックリンクを張っておく。
[2.2] 環境設定
/etc/bashrcに下記の行を追加する。
export JAVA_HOME=/usr/local/jdk
export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
export CLASSPATH=.:$JAVA_HOME/lib/tools.jar
以上でJDK1.3のインストールは終了。
[3.] jakarta-tomcatとjakarta-antのインストール。
[3.1] tomcatとantの入手
下記の場所より、downloadしてくる。
http://jakarta.apache.org/builds/jakarta-tomcat/release/v3.2.1/bin/jakarta-tomcat-3.2.1.tar.gz
http://jakarta.apache.org/builds/jakarta-ant/release/v1.3/bin/jakarta-ant-1.3-bin.tar.gz
ともにコンパイル済みのバイナリ形式だが、tomcatに関しては、apacheとの連携の際に部分的にコンパイルする必要があるため、sourceも取ってきておく。下記の場所にtomcatのsourceがある。
http://jakarta.apache.org/builds/jakarta-tomcat/release/v3.2.1/src/jakarta-tomcat-3.2.1-src.tar.gz
[3.2] 展開とインストール
すべてのファイルを/usr/local/srcで展開する。
# tar xvzf jakarta-tomcat-3.2.1.tar.gz
# tar xvzf jakarta-ant-1.3.tar.gz
jakarta-tomcat-3.2.1とjakarta-ant-1.3というディレクトリができるので、それを/usr/localにmvする。
# mv jakarta-tomcat-3.2.1 jakarta-ant-1.3 /usr/local
mv後にシンボリックリンクを張る。
# ln -s /usr/local/jakara-tomcat-3.2.1 /usr/local/jakarta-tomcat
# ln -s /usr/local/jakara-ant-1.3 /usr/local/jakarta-ant
再起動時などに自動起動するように、/etc/rc.d/rc.localに下記の行を追加する。
JAVA_HOME=/usr/local/jdk1.2.2
PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
/usr/local/jakarta-tomcat/bin/tomcat.sh start
以上で、tomcatとantのinstall終了。
[4.] JDBCのinstall
*pre. PostgreSQLをinstallしたディレクトリのsrcに、Makefile.globalがあるので、その中の、ant= という、antの場所を指定する所があるので、
ant= /usr/local/jakarta-ant/bin/ant
と指定しておかないとmakeに失敗する。
[4.1] compileとinstall
/usr/lcoal/postgres-7.1/src/interface/jdbcに移動する。
# cd /usr/lcoal/postgres-7.1/src/interface/jdbc
# make
すると postgresql.jarというバイナリが出来るので、これを postgresql.jar /usr/local/pgsql/libにコピーする。
# cp postgresql.jar /usr/local/pgsql/lib
/etc/bashrcのCLASSPATHに下記の行を追加する。
/usr/local/pgsql/lib/postgresql.jar
以上で、JDBCのinstallは終了。
[5.] apache-1.3.19のinstall
*pre. apacheはDSOでinstallしておく。
[5.1] sourceの入手と展開
下記の場所より、sourceを入手し、/usr/local/srcにdownloadする。
http://httpd.apache.org/dist/httpd/apache_1.3.19.tar.gz
downloadしたものを展開する。
# tar xvzf apache_1.3.19.tar.gz
[5.2] compileとインストール
configureスクリプトを実行する。
# ./configure --enable-module=so
# make;make install
再起動時などに自動起動するように、/etc/rc.d/rc.localに下記の行をtomcatの行よりも上に書いておく。
/usr/local/apache/bin/apachectl start
以上で、apache-1.3.19のinstallは終了。
[6.] apacheとtomcatの連携
[6.1] 諸設定
apacheのhttpd.confにtomcatをインクルードするように設定する。
/usr/local/apache/conf/httpd.conf の一番最後に、
Include /usr/local/tomcat/conf/tomcat.conf
という行を追加する。
これでapacheは起動時にtomcatの設定を読み込む。
[6.2] moduleの作成
次に、apacheに組み込むmoduleを作成する。
downloadしたjakarta-tomcatのディレクトリの src/native/apache/jservというディレクトリに移動。
moduleをコンパイルする。
# cd jakarta-tomcat/src/native/apache/jserv
# /usr/local/apache/bin/apxs -c *.c -o mod_jserv.so
できたものを/usr/local/apache/libexecにコピーする。
これでmoduleの組み込みは完了。
[7.] 全体の動作確認
postgresの起動
# su - postgres でpostgreにsu する。
% postmaster -S -i として、postmasterを起動する。
エラーメッセージ等が出なければ、起動完了。
tomcatの起動
# su - でrootになる。
# /usr/loca/jakarta-tomcat/bin/tomcat.sh start として、tomcatを起動する。
ブラウザなどで、http://localhost:8080/として、猫の画像がでれば起動完了。
apacheの起動
# /usr/local/apache/bin/apachectl startとして、apacheを起動する。
ブラウザなどで http://localhost/として、apacheの画面がでれば起動完了。
apache+tomcatの連携確認
ブラウザなどで http://localhost/jspなどとして、何らかの画面が出れば正常に動作している。